椛島農園

【 椛島農園のこだわり - 野菜編】

椛島農園のこだわり
野菜編

【 野菜作りに対する4つのこだわり】

こだわりポイント①

農薬と化学肥料を使わずに育てています。

椛島農園では、2007年のスタート時からずっと、農薬と化学肥料を使わずに野菜を育てています。

現代の科学の世界では、使う量やタイミングを間違えなければ、農薬や化学肥料は人間の健康にとって決して悪いものではないと言われていますし、私たちも「きっとその通りなのだろう」と理解をしています。

それでも、それらを使わずに、直販での「有機農業」を続けている理由が4つあります。

1つ目は、「やっぱりせっかく子供に食べさせるのであれば、せっかくならば無農薬のものを」と理屈を超えて思ってしまうから。

2つ目は、「ひょっとしたらまだ科学的に解明されていない何らかのリスクがあるとしたらいやだなあ」と思っている方々のニーズに応えたいから。

人間の健康だけでなく、生態系への影響を考えた時にも、まだ分からないことがあるのでは、とも思います。あるいは、私たちや子や孫位の世代には影響がないかもしれないけど、100年後はどうだろうか…とか。遺伝子組み換え食品やゲノム編集食品や電磁波、放射能に対して感じることとも本質的には同じことが言えるのかなあ、と感じています。

3つ目は、「美味しいから。」

残念ながら、有機野菜だから必ず美味しくなるというエビデンスはありません。ただ、しっかり土づくりをして、旬の時期に植えた野菜に、ほどよいタイミングでほどよい量の有機肥料が効いたときは、本当にびっくりする位美味しいのです。

野菜の種類にもよりますが、品種や鮮度も味の決め手だといえます。そういう意味でも、品種を自由に選び、宅急便業者さん意外はまったく間に何も挟まないこのスタイルならではの鮮度と美味しさをご家庭にお届けできるのも嬉しいです。

4つ目は、「楽しいから。」

経済的なことを考えると、いろいろな野菜をちょこちょこ植える事をやめて、高く売れるものに絞って育てた方がいいに決まってます。

でも、これまでずっとやってきたことを変えるのもせっかく培った技術がもったいないし、「よし、来年はこの品種を植えたらこの時期にもっと充実したセットになるぞ!」と常にあれこれ考えている自分がいます。手間がかかりすぎてきつくなることも多いですが、それでもなお、工夫することが楽しくて、続けています。

こだわりポイント②

「3年2作」「畑のローテーション」「土の健康診断」
こだわりの土づくりで、骨太で健康な美味しい野菜を育てています。

椛島農園では、当然のことながら、他の農家さんと同じように、土づくりを大事にしています。

野菜がすくすく育つ土になるように、あれこれ工夫しています。理想の土は、大雨が降ってもすぐにほどよく乾く土・それでいて、雨が降らない時にもほどよくしっとりしている土・それに、沢山の種類の微生物やいっぱいいる土・程よい肥料分がある土です。

そんな土づくりを実現するために、主に3つの手法に取り組んでいます。

1つ目は、「牧草を間に入れた3年2作」です。

トラクターで土を耕していると、表層はフカフカになりますが、その下にガチガチの硬い層が出来てきます。当然、野菜の根っこが伸びなくなります。そこで、時折ガチガチの層を砕く機械を入れるようにしています。

さらに、2年作物を作ったら、次の1年は牧草を植えます。主にイネ科のソルゴーや小麦、それにマメ科の大豆などです。これらを、収穫するのではなく、機械で粉砕して自家製の発酵鶏糞や村の牛糞たい肥などの良質の発酵資材と一緒に土の中にすきこむのです。

そうすることで、牧草が土の中にいる「微生物の餌」となり、いい微生物がたっぷりになって、野菜に害をもたらす菌だけがはびこるということが無くなります。3年で2作ということは、3年で3作作るよりかは効率が悪いし、収入も減ります。それでも、土づくりのために行っています。

2つ目は、「多品目栽培ならではの畑のローテーション」です。

昔から、同じ野菜を同じ畑で作り続けると、出来が悪くなるといわれています。「連作障害」や「いや地」と呼ばれる現象です。土の中の養分のバランスが悪くなったり、野菜にとっては好ましくない菌が増えてしまったりして起こる現象です。完璧に土づくりをして、完璧な栽培管理をすれば農薬を使用しなくても、連作障害は起きないそうですが、それは本当に究極の技術です。

それよりもまず簡単に誰でも取り組めることは、「畑のローテーション」です。人参(セリ科)を植えた次にはキャベツ(アブラナ科)。その次はイネ科の牧草を植えて、その後にキュウリ(ウリ科)…。というように、違う種類の野菜をローテーションを組むように使っていくことで、特定の病原菌や、特定の害虫が増えるのを防ぐのです。栽培の計画づくりや管理は大変になりますが、この方法をとることが可能なのも、多品目栽培ならではなのです。

3つ目は、「土の健康診断」です。

毎年の健康診断が必要なように、畑の土も定期的に栄養分の診断を行っています。その結果を踏まえて、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルバランスが崩れてないかチェックします。足りなければ土に肥料として入れますし、余分にあるようなら入れないようにします。

ただ、畑の土の中の微生物の動きはとてもダイナミックで、土の湿り気などによって実際に野菜が吸える養分は日々変化していきます。数字だけ見ても分からないことも多いです。あくまでも、「これはこういう理由でこういう症状がでているから次はこうしよう」という仮説を自分なりに立てていく際の判断材料として数字を見るようにしています。

こだわりポイント③

温度差20℃!山の寒暖差がもたらす旬の美味しさを新鮮な状態でお届けします。

椛島農園の田畑は、標高400mぐらいのところに点在しています。

夏は涼しく、冬の寒さは厳しいです。九州ではありますが、気温は福島や仙台と同じくらいです。夏は、昼は近年さすがに暑いですが夜は熱帯夜になることはないです。

冬は、朝に−5℃位になることはよくあり、数年に一度は−10度近くまで冷え込みます。山の気候なので、昼夜の寒暖も大きく、春や秋には朝と日中の気温の差がなんと20℃近くになる日もあります。そのおかげもあってか、お客様から「美味しい!」というお言葉をいただいております。山の恵みに感謝です。

また、野菜の味にとって大事なのは「鮮度」です。

基本的には、なるべく発送の直前に収穫します。

雨の日や、暑すぎる時、寒すぎる時など、どうしても「前もって収穫した方がいい時」などは、保存に適した温度・湿度の冷蔵庫に入れて最大限の品質保持をしてから発送しております。

こだわりポイント④

ほぼ一年を通して「10種類以上」のわくわく感を。
美味しさはもちろんのこと、使いやすさを大事にした「バランスの良いセット」をお届けします。

阿蘇は寒いので冬の間も切らさずに野菜をお届けすることは難しい事ですが、品種を厳選し、日よけや保温の資材なども活用することで、なんとかほぼ1年を通してセットをお届けできております。

400mという絶妙な標高もポイントなようです。もう少し標高が高ければ冬に野菜が切れますし、平地では暑すぎて残暑の時期に野菜が切れます。

そして、セットを組む際に大事にしていることは、「バランス」です。

根菜と葉もの野菜とのバランス、日持ちの良いものと何日かで食べた方がいいものとのバランス、一般的な野菜とちょっと珍しい野菜とのバランス…。

そういうことに気を付けながら、ほぼ1年中、10種類から13種類位の野菜を入れることができております。箱を開けた時にわくわくして頂けるような、玉手箱のようなセットを目指しています。

【椛島農園のこだわり】

【椛島農園について

【 野菜作りに対する4つのこだわり】

こだわりポイント①

農薬と化学肥料を使わずに育てています。

椛島農園では、2007年のスタート時からずっと、農薬と化学肥料を使わずに野菜を育てています。

現代の科学の世界では、使う量やタイミングを間違えなければ、農薬や化学肥料は人間の健康にとって決して悪いものではないと言われていますし、私たちも「本当にそうだなあ」と理解をしています。

それでも、それらを使わずに、直販での「有機農業」を続けている理由が4つあります。

1つ目は、「やっぱりせっかく子供に食べさせるのであれば、せっかくならば無農薬のものを」と理屈を超えて思ってしまうから。

2つ目は、「ひょっとしたらまだ科学的に解明されていない何らかのリスクがあるとしたらいやだなあ」と思っている方々のニーズに応えたいから。

人間の健康だけでなく、生態系への影響を考えた時にも、まだ分からないことがあるのでは、とも思います。あるいは、私たちや子や孫位の世代には影響がないかもしれないけど、100年後はどうだろうか…とか。遺伝子組み換え食品やゲノム編集食品や電磁波、放射能に対して感じることとも本質的には同じことが言えるのかなあ、と感じています。

3つ目は、「美味しいから。」


残念ながら、有機野菜だから必ず美味しくなるというエビデンスはありません。ただ、しっかり土づくりをして、旬の時期に植えた野菜に、ほどよいタイミングでほどよい量の有機肥料が効いたときは、本当にびっくりする位美味しいのです。野菜の種類にもよりますが、品種や鮮度も味の決め手だといえます。そういう意味でも、品種を自由に選び、宅急便業者さん意外はまったく間に何も挟まないこのスタイルならではの鮮度と美味しさをご家庭にお届けできるのも嬉しいです。

4つ目は、「楽しいから。」

経済的なことを考えると、いろいろな野菜をちょこちょこ植える事をやめて、高く売れるものに絞って育てた方がいいに決まってます。でも、これまでずっとやってきたことを変えるのもせっかく培った技術がもったいないし、「よし、来年はこの品種を植えたらこの時期にもっと充実したセットになるぞ!」と常にあれこれ考えている自分がいます。手間がかかりすぎてきつくなることも多いですが、それでもなお、工夫することが楽しくて、続けています。

こだわりポイント②

「3年2作」「畑のローテーション」「土の健康診断」
こだわりの土づくりで、骨太で健康な美味しい野菜を育てています。

椛島農園では、当然のことながら、他の農家さんと同じように、土づくりを大事にしています。

野菜がすくすく育つ土になるように、あれこれ工夫しています。理想の土は、大雨が降ってもすぐにほどよく乾く土・それでいて、雨が降らない時にもほどよくしっとりしている土・それに、沢山の種類の微生物やいっぱいいる土・程よい肥料分がある土です。

そんな土づくりを実現するために、主に3つの手法に取り組んでいます。

1つ目は、「牧草を間に入れた3年2作」です。

トラクターで土を耕していると、表層はフカフカになりますが、その下にガチガチの硬い層が出来てきます。当然、野菜の根っこが伸びなくなります。そこで、時折ガチガチの層を砕く機械を入れるようにしています。

さらに、2年作物を作ったら、次の1年は牧草を植えます。主にイネ科のソルゴーや小麦、それにマメ科の大豆などです。これらを、収穫するのではなく、機械で粉砕して自家製の発酵鶏糞や村の牛糞たい肥などの良質の発酵資材と一緒に土の中にすきこむのです!

そうすることで、牧草が土の中にいる「微生物の餌」となり、いい微生物がたっぷりになって、野菜に害をもたらす菌だけがはびこるということが無くなります。3年で2作ということは、3年で3作作るよりかは効率が悪いし、収入も減ります。それでも、土づくりのために行っています。

2つ目は、「多品目栽培ならではの畑のローテーション」です。

昔から、同じ野菜を同じ畑で作り続けると、出来が悪くなるといわれています。「連作障害」や「いや地」と呼ばれる現象です。土の中の養分のバランスが悪くなったり、野菜にとっては好ましくない菌が増えてしまったりして起こる現象です。完璧に土づくりをして、完璧な栽培管理をすれば農薬を使用しなくても、連作障害は起きないそうですが、それは本当に究極の技術です。

それよりもまず簡単に誰でも取り組めることは、「畑のローテーション」です。人参(セリ科)を植えた次にはキャベツ(アブラナ科)。その次はイネ科の牧草を植えて、その後にキュウリ(ウリ科)…。というように、違う種類の野菜をローテーションを組むように使っていくことで、特定の病原菌や、特定の害虫が増えるのを防ぐのです。栽培の計画づくりや管理は大変になりますが、この方法をとることが可能なのも、多品目栽培ならではなのです。

3つ目は、「土の健康診断」です。


毎年の健康診断が必要なように、畑の土も定期的に栄養分の診断を行っています。その結果を踏まえて、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルバランスが崩れてないかチェックします。足りなければ土に肥料として入れますし、余分にあるようなら入れないようにします。

ただ、畑の土の中の微生物の動きはとてもダイナミックで、土の湿り気などによって実際に野菜が吸える養分は日々変化していきます。数字だけ見ても分からないことも多いです。あくまでも、「これはこういう理由でこういう症状がでているから次はこうしよう」という仮説を自分なりに立てていく際の判断材料として数字を見るようにしています。

こだわりポイント③

温度差20℃!山の寒暖差がもたらす旬の美味しさを新鮮な状態でお届けします。

椛島農園の田畑は、標高400mぐらいのところに点在しています。

夏は涼しく、冬の寒さは厳しいです。九州ではありますが、気温は福島や仙台と同じくらいです。夏は、昼は近年さすがに暑いですが夜は熱帯夜になることはないです。

冬は、朝に−5℃位になることはよくあり、数年に一度は−10度近くまで冷え込みます。山の気候なので、昼夜の寒暖も大きく、春や秋には朝と日中の気温の差がなんと20℃近くになる日もあります。そのおかげもあってか、お客様から「美味しい!」というお言葉をいただいております。山の恵みに感謝です。

また、野菜の味にとって大事なのは「鮮度」です。基本的には、なるべく発送の直前に収穫します。雨の日や、暑すぎる時、寒すぎる時など、どうしても「前もって収穫した方がいい時」などは、保存に適した温度・湿度の冷蔵庫に入れて最大限の品質保持をしてから発送しております。

こだわりポイント④

ほぼ一年を通して「10種類以上」のわくわく感を。
美味しさはもちろんのこと、使いやすさを大事にした「バランスの良いセット」をお届けします。

阿蘇は寒いので冬の間も切らさずに野菜をお届けすることは難しい事ですが、品種を厳選し、日よけや保温の資材なども活用することで、なんとかほぼ1年を通してセットをお届けできております。

400mという絶妙な標高もポイントなようです。もう少し標高が高ければ冬に野菜が切れますし、平地では暑すぎて残暑の時期に野菜が切れます。

そして、セットを組む際に大事にしていることは、「バランス」です。

根菜と葉もの野菜とのバランス、日持ちの良いものと何日かで食べた方がいいものとのバランス、一般的な野菜とちょっと珍しい野菜とのバランス…。

そういうことに気を付けながら、ほぼ一年中、10種類から13種類位の野菜を入れることができております。箱を開けた時にわくわくして頂けるような、玉手箱のようなセットを目指しています。

【椛島農園のこだわり】

【椛島農園について

野菜作りに対する
4つのこだわり

こだわりポイント①

農薬と化学肥料を使わずに育てています。

椛島農園では、2007年のスタート時からずっと、農薬と化学肥料を使わずに野菜を育てています。

現代の科学の世界では、使う量やタイミングを間違えなければ、農薬や化学肥料は人間の健康にとって決して悪いものではないと言われていますし、私たちも「本当にそうだなあ」と理解をしています。

それでも、それらを使わずに、直販での「有機農業」を続けている理由が4つあります。

1つ目は、「やっぱりせっかく子供に食べさせるのであれば、せっかくならば無農薬のものを」と理屈を超えて思ってしまうから。

2つ目は、「ひょっとしたらまだ科学的に解明されていない何らかのリスクがあるとしたらいやだなあ」と思っている方々のニーズに応えたいから。

人間の健康だけでなく、生態系への影響を考えた時にも、まだ分からないことがあるのでは、とも思います。あるいは、私たちや子や孫位の世代には影響がないかもしれないけど、100年後はどうだろうか…とか。遺伝子組み換え食品やゲノム編集食品や電磁波、放射能に対して感じることとも本質的には同じことが言えるのかなあ、と感じています。

3つ目は、「美味しいから。」

残念ながら、有機野菜だから必ず美味しくなるというエビデンスはありません。ただ、しっかり土づくりをして、旬の時期に植えた野菜に、ほどよいタイミングでほどよい量の有機肥料が効いたときは、本当にびっくりする位美味しいのです。

野菜の種類にもよりますが、品種や鮮度も味の決め手だといえます。そういう意味でも、品種を自由に選び、宅急便業者さん意外はまったく間に何も挟まないこのスタイルならではの鮮度と美味しさをご家庭にお届けできるのも嬉しいです。

4つ目は、「楽しいから。」


経済的なことを考えると、いろいろな野菜をちょこちょこ植える事をやめて、高く売れるものに絞って育てた方がいいに決まってます。

でも、これまでずっとやってきたことを変えるのもせっかく培った技術がもったいないし、「よし、来年はこの品種を植えたらこの時期にもっと充実したセットになるぞ!」と常にあれこれ考えている自分がいます。手間がかかりすぎてきつくなることも多いですが、それでもなお、工夫することが楽しくて、続けています。

こだわりポイント②

「3年2作」「畑のローテーション」「土の健康診断」
こだわりの土づくりで、骨太で健康な美味しい野菜を育てています。

椛島農園では、当然のことながら、他の農家さんと同じように、土づくりを大事にしています。

野菜がすくすく育つ土になるように、あれこれ工夫しています。理想の土は、大雨が降ってもすぐにほどよく乾く土・それでいて、雨が降らない時にもほどよくしっとりしている土・それに、沢山の種類の微生物やいっぱいいる土・程よい肥料分がある土です。

そんな土づくりを実現するために、主に3つの手法に取り組んでいます。

1つ目は、「牧草を間に入れた3年2作」です。


トラクターで土を耕していると、表層はフカフカになりますが、その下にガチガチの硬い層が出来てきます。当然、野菜の根っこが伸びなくなります。そこで、時折ガチガチの層を砕く機械を入れるようにしています。

さらに、2年作物を作ったら、次の1年は牧草を植えます。主にイネ科のソルゴーや小麦、それにマメ科の大豆などです。これらを、収穫するのではなく、機械で粉砕して自家製の発酵鶏糞や村の牛糞たい肥などの良質の発酵資材と一緒に土の中にすきこむのです!

そうすることで、牧草が土の中にいる「微生物の餌」となり、いい微生物がたっぷりになって、野菜に害をもたらす菌だけがはびこるということが無くなります。3年で2作ということは、3年で3作作るよりかは効率が悪いし、収入も減ります。それでも、土づくりのために行っています。

2つ目は、「多品目栽培ならではの畑のローテーション」です。

昔から、同じ野菜を同じ畑で作り続けると、出来が悪くなるといわれています。「連作障害」や「いや地」と呼ばれる現象です。土の中の養分のバランスが悪くなったり、野菜にとっては好ましくない菌が増えてしまったりして起こる現象です。完璧に土づくりをして、完璧な栽培管理をすれば農薬を使用しなくても、連作障害は起きないそうですが、それは本当に究極の技術です。

それよりもまず簡単に誰でも取り組めることは、「畑のローテーション」です。人参(セリ科)を植えた次にはキャベツ(アブラナ科)。その次はイネ科の牧草を植えて、その後にキュウリ(ウリ科)…。というように、違う種類の野菜をローテーションを組むように使っていくことで、特定の病原菌や、特定の害虫が増えるのを防ぐのです。栽培の計画づくりや管理は大変になりますが、この方法をとることが可能なのも、多品目栽培ならではなのです。

3つ目は、「土の健康診断」です。

毎年の健康診断が必要なように、畑の土も定期的に栄養分の診断を行っています。その結果を踏まえて、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルバランスが崩れてないかチェックします。足りなければ土に肥料として入れますし、余分にあるようなら入れないようにします。

ただ、畑の土の中の微生物の動きはとてもダイナミックで、土の湿り気などによって実際に野菜が吸える養分は日々変化していきます。数字だけ見ても分からないことも多いです。あくまでも、「これはこういう理由でこういう症状がでているから次はこうしよう」という仮説を自分なりに立てていく際の判断材料として数字を見るようにしています。

こだわりポイント③

温度差20℃!山の寒暖差がもたらす旬の美味しさを新鮮な状態でお届けします。

椛島農園の田畑は、標高400mぐらいのところに点在しています。

夏は涼しく、冬の寒さは厳しいです。九州ではありますが、気温は福島や仙台と同じくらいです。夏は、昼は近年さすがに暑いですが夜は熱帯夜になることはないです。冬は、朝に−5℃位になることはよくあり、数年に一度は−10度近くまで冷え込みます。山の気候なので、昼夜の寒暖も大きく、春や秋には朝と日中の気温の差がなんと20℃近くになる日もあります。そのおかげもあってか、お客様から「美味しい!」というお言葉をいただいております。山の恵みに感謝です。

また、野菜の味にとって大事なのは「鮮度」です。基本的には、なるべく発送の直前に収穫します。雨の日や、暑すぎる時、寒すぎる時など、どうしても「前もって収穫した方がいい時」などは、保存に適した温度・湿度の冷蔵庫に入れて最大限の品質保持をしてから発送しております。

こだわりポイント④

ほぼ一年を通して「10種類以上」のわくわく感を。
美味しさはもちろんのこと、使いやすさを大事にした「バランスの良いセット」をお届けします。

阿蘇は寒いので冬の間も切らさずに野菜をお届けすることは難しい事ですが、品種を厳選し、日よけや保温の資材なども活用することで、なんとかほぼ1年を通してセットをお届けできております。

400mという絶妙な標高もポイントなようです。もう少し標高が高ければ冬に野菜が切れますし、平地では暑すぎて残暑の時期に野菜が切れます。

そして、セットを組む際に大事にしていることは、「バランス」です。

根菜と葉もの野菜とのバランス、日持ちの良いものと何日かで食べた方がいいものとのバランス、一般的な野菜とちょっと珍しい野菜とのバランス…。

そういうことに気を付けながら、ほぼ一年中、10種類から13種類位の野菜を入れることができております。箱を開けた時にわくわくして頂けるような、玉手箱のようなセットを目指しています

-椛島農園のこだわり-

-椛島農園について-